優柔不断な読書日記

つれづれなるままに本を読むあおやぎたけしの読書日記です。

一途な気持ちはどこへやら

テストが終わった開放感を引き連れて一路、新宿LOFTに赴く。
新宿の街の喧騒は吐き気がするくらいであり。
それを眺めているとニンゲンという欲望の塊が蠢いている感があった。
気持ちが悪かった。
新宿独特の変な臭いもした。
しかしながら今日は敬愛するアーティストのミドリを観にいくべく新宿というどうしょうもない街の雑踏にもぐりこむ。

もちろんミドリというのが俺にとってすごいバンドであるということはいうまでもないが
今日のライブでそれは確信と変わることとなる。
後藤まりこの狂気にはすばらしいものがある。
アニメの世界から出てきたような声とは対象的にセーラー服をまとい暴れまわりエフェクターを噛みそれを投げつけ、マイクを叩き壊さんばかりにシンバルに打ちつける破壊衝動。
そして耳をつんざく爆音とノイズ。そしてどこか切ないきれいなピアノの音色
かもし出す少女のエロティシズム。
すべてが俺の五感を刺激し、何かをたぎらせていた。

歌詞の世界には愛とリビードについての圧倒的な絶望感と一途で純粋な乙女心やエロスへの衝動が同居し、まじわりあい炸裂していた。
それが轟音となり、後藤のギターをかき鳴らさせていた。
後藤まりこの絶叫と赤いフェンダー社のギタアから繰り出される爆音は痛々しいほどに純粋で悲しく切ない思いの凝縮だったように思える。
それはすべての耳障りだけの良い言葉やニセモノの感情をぶち壊すだけのすさまじいエネルギーを秘めていた。
まさに後藤まりこの感情と本能、衝動がそのまま音になっているといっていい。

僕はこんなにも自由で自分自身を解放したロックを聴いたことがない。


セカンドセカンド
(2007/04/04)
ミドリ

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