優柔不断な読書日記

つれづれなるままに本を読むあおやぎたけしの読書日記です。

えいご漬け

英語専門書購読のレベルの高さにへこみ
自分の英語力の無さを痛感したため
先生にメールを出し、お勧めの本を教えていただく。

ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ) ビジュアル英文解釈 (Part1) (駿台レクチャーシリーズ)
伊藤 和夫 (1987/12/10)
駿台文庫

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英文解釈教室 英文解釈教室
伊藤 和夫 (1997/06)
研究社出版

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表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習 表現のための実践ロイヤル英作文法問題演習
綿貫 陽、マーク・ピーターセン 他 (2007/10/19)
旺文社

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いまさらですよね。
僕の英語力は語彙は結構あるのですが、英文を分析的に把握する能力が足りないようで。。。
その処方箋がコレ。
早速ひいひい言いながらやって見るが、
『英文解釈教室』はさすが名著だけある。なんだか読んでみるだけですごく効いてる感触がある。
伊藤和夫はやっぱり偉大なんだな。
先生に認めてもらえるようにへこたれずに、とにかくくじけずにがんばろうと思います。

三日坊主で終わりませんように(笑)


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万歳!ぼくらは無気力世代

最近読んだ本。 

難民 (思考のフロンティア) 難民 (思考のフロンティア)
市野川 容孝、小森 陽一 他 (2007/06)
岩波書店

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国家という枠組みからむき出しの生として放逐された難民は一体何なのか?
国民でもない、市民でもない、ものが果たして『人間』と呼べるのか?
深刻な問いを突きつけられる中身の非常に詰まった本。

マルクスの「資本論」 (名著誕生 1) マルクスの「資本論」 (名著誕生 1)
フランシス・ウィーン (2007/09)
ポプラ社

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マルクスの思想の簡潔な入門本。
マルクスの思想の感覚というかエッセンスをつかむにはちょうど良い。
しかし、「疎外」というマルクスの重要なタームについて若干説明不足のところがあるんじゃないかと
それさえクリアすれば言うことないんだけどね。
まあ、資本や貨幣という怪物が人間の「人間性」、「人格性」を食い尽くしているという感覚がつかめればよいかと思う。

ケルトの水脈 (興亡の世界史) ケルトの水脈 (興亡の世界史)
原 聖 (2007/07/18)
講談社

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僕の趣味の「世界史」に関するシリーズ本。
毎回配本があるたびに読んでいるのでだんだん世界史マニアになってきた。
今回はヨーロッパ最初の民族といわれている(実際にそうだったかは不明)ケルト文化について
まず、驚いたのはスコットランドとかそのへんの話かなと思いきや、もともとケルト人はフランスなどの大陸にいたので、かなりフランスにケルト文化が残っていることだった。
まあ、ゲルマン民族が大移動してきたためにケルトの人々はイングランドやスコットランドに逃げたんですけれど、ケルトという文化がヨーロッパの文化のひとつの土台となっていることは間違えない。
面白かった。

神聖喜劇 (第1巻) 神聖喜劇 (第1巻)
大西 巨人、のぞゑ のぶひさ 他 (2006/05)
幻冬舎

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神聖喜劇 (第2巻) 神聖喜劇 (第2巻)
大西 巨人、のぞゑ のぶひさ 他 (2006/05)
幻冬舎

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「神聖喜劇」小説版に挫折し、マンガ版を手に取る。
読みやすい。そして中身が滅茶苦茶に濃い。
圧倒的な画圧、筆圧に圧倒され、主人公東堂のモノローグ、そして上官とのダイアローグの鬼気迫る空気感はこれまで体験したことのないほどのものだった。

まさに天皇を中心にすえた大東亜共栄圏を死守するための「神聖」な喜劇である。

そこには徹底的な規律(キューブリックの「フルメタルジャケット」を想像してほしい)
と不条理な規則に支配された人間のある種滑稽な姿が描かれる(金玉は常にズボンの左側に収納しなければいけないという規則まで徹底される!)

そして、徹底的な人種差別や部落差別!

このマンガは徹底的に日本社会のタブーや人間における人間ゆえの救いようのない残虐性を軍という閉鎖的な社会において極限まであぶりだすことに成功している。

とにかく、この「神聖喜劇」という小説、マンガは凄まじい衝撃を読者に訴えかける。


一度、戦争や日本という国について思いをめぐらせた人にはぜひおすすめ。


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あと何週? またとない週 過去は抜かれていく

長嶋有『サイドカーに犬』を読む。
(「猛スピードで母は」所収)

猛スピードで母は (文春文庫) 猛スピードで母は (文春文庫)
長嶋 有 (2005/02)
文藝春秋

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この作品は非常に面白い。
絶妙な日常と非日常の交錯、ぶっ飛んでいる父の愛人の「ようこ」そしてどこまでも勝手きままな父親。
そしてずっと続くように思えた夏休み。
こんなわけのわからん家庭に生まれてきたらちょっと面白いかもしれない。
そして訪れる愛人と母の修羅場。
さっぱりと「ようこ」がいなくなって終わりのブザーが告げる夏休みの終わり。

俺はいつから夏休みの魔力を失ったんだろう。最近たいした夏休みは送ってない気がする。

でも夏休みが持っている潜在的な可能性となにか起こるぞ見たいな感じっていつのころまでもっていたんだろう。どこで落としたのかな。

まあ、いいや。

同じ夏休みものとしてこれをおススメ
サマーバケーションEP サマーバケーションEP
古川 日出男 (2007/03)
文藝春秋

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じゆう

じつはぼくはじゅうがほしい

じゅうであたまのゆううつうちぬいてぼくをじゆうにしてくれればいい

じゅうをもつじゆうはべつにいらないけれど

じゅうであたまをうちぬくじゆうはこっそりほしい

じゅうでじゆうにあたまのかいぶつをたおせたらなあ

なぜきみにぼくをくるしめるじゆうがあるの

じゅうはなぜさいしょからだれかをくるしめるためにあるの

じゅうにじゆうはないけれど

ぼくにぼくじしんをくるしめるじゆうなんていらないけれど

かみさま ゆううつというかいぶつだけをころす 

じゆうでないじゅうをぼくにください

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ムンク展

ムンク展を観にゆく。

彼の作品は不安、愛、嫉妬、束縛、絶望、狂気、などに満ちている作品であるが、やはり根源的に性と生に満ち溢れた作品であった。

まず彼が描いた作品では圧倒的に女性を描いていることが多い。

しかも、描いているのは「魔性の女」というイメージとその魅力に苦しめられ苦悩する画家ムンク自身の投影された男が描かれているものもある。

もちろん、色彩の使いかたを見ても漠然とした不安感が随所に見られる。

しかし、その一方では原色に彩られた作品も多く

ムンクは非常に生と死についてよく知っていた作家であるとともに哲学を感じた。

だからあんなに生や不安への欲動や根源的な性への欲動が絵画を通してビシビシ伝わってくるエネルギーに満ちた作品ばかりだった。

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シーソルトアイス食べたい。

啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫 青 692-1) 啓蒙の弁証法―哲学的断想 (岩波文庫 青 692-1)
ホルクハイマー、アドルノ 他 (2007/01)
岩波書店

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近代の「理性」や「啓蒙」について懐疑的に考察している本。
近代がだめだとかそういうことではなくて、「合理性」に駆動された「近代的理性」について一度懐疑の目を持ってみるのもいいんじゃないかと。

バタイユ「呪われた部分」、クラストル「国家に抗する社会」、レヴィ=ストロース「野生の思考」もあわせて読んでみると面白いかもしれない。

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『星の光は昔の光』

今日世界で一番好きな小説と偶然に再会する。

僕が受験生だったとき、模試の問題でとてもすばらしい小説があった。
僕は買って読もうと作者の名前見つけようとしたが、名前が書いてある問題用紙はもうどこかに捨ててしまわれていた。
それから4、5年後に僕は図書館の日本文学コーナーで見つけた文庫を借りる。
神様 (中公文庫) 神様 (中公文庫)
川上 弘美 (2001/10)
中央公論新社

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そしてその中に入っていたのは

これまで求め続けてきたあの『星の光は昔の光』だ。

あの冬の透き通るような空気感と幻想的な焚き火の空間が絶妙にマッチしていてすばらしい。

てか本当に好きな小説って言葉ではいいつくせないよね。

とにかく異星人にだまされたとおもって、良かったら読んでください

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落ちない飛行機で君の場所まで行けたらなあ

風邪を引く。

今日は体調がすこぶる悪かったので就職活動にいくのを断念。

結構この時期に疲労がくるみたいね。

学校がんばりすぎてるのかもしれん。

神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫) 神聖喜劇〈第1巻〉 (光文社文庫)
大西 巨人 (2002/07)
光文社

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を読む面白い。マンガ版も出ているのでまずは原作を読みマンガ版も読みたい。

戦争中の軍隊の滑稽さを理不尽な上官と愚直に抵抗する主人公を通し、描き凄まじい筆致で表現している。

あと図書館で借りて、これから読む本。

セラピー文化の社会学 ネットワークビジネス自己啓発トラウマ セラピー文化の社会学 ネットワークビジネス自己啓発トラウマ
小池 靖 (2007/08/29)
勁草書房

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「おろかもの」の正義論 「おろかもの」の正義論
小林 和之 (2004/12/07)
筑摩書房

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今日はおとなしくゆっくり体をやすめます。

おやすみ。

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パサージュ論

今日は髪を切りにゆく。

いつもの表参道の店。俺気取ってるみてえだなと自分で思うが、表参道はとても好きな街だ。
人混みが多くて大変だが、てくてく歩いていると何かしらの発見があり、美的刺激に満ちている。
非常にエネルギッシュな街だ。
僕はやはり絵画とか芸術的なものが大好きだからかもしれないが、とにかく表参道にはこっそり元気をもらっている。

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志村、後ろ!後ろ!

朝、ニュースを観ていた。
テレビジョンにはなんだか怪しい宗教団体の事件が写っていた。
僕はコーヒーを飲みながら苦い目でそれを観ていた。

昨日、谷川俊太郎の『あなた』という作品を泣くのをこらえながら読んだ。しかし鼻水は出てしまった。

世界は淡々と回っている。

そして『今』という時間は確実に過ぎてゆく

今週は実はまたとない週でどんどん過去になってゆく

今日は御茶ノ水にゆく

新書を2冊買う。

ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683) ウェブ炎上―ネット群集の暴走と可能性 (ちくま新書 683)
荻上 チキ (2007/10)
筑摩書房

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高学歴ワーキングプア  「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書) 高学歴ワーキングプア 「フリーター生産工場」としての大学院 (光文社新書)
水月 昭道 (2007/10/16)
光文社

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『ウェブ炎上』についてはちょっと読んでみたが、
『ウェブ進化論』と東裕紀と北田暁大の議論をごっちゃにして焼きなおした感じで、さして新しい議論という印象は受けなかったが、
「サイバーカスケード」についての考察と分析はさすがだと思った。
なかなか今までの議論でここまで精緻な分析はされなかったと思う。


『高学歴ワーキングプア 』についてはなにか自分のことを言われてるようだったので買ってみた。
現実はキビシイのですね。



谷川俊太郎詩選集 (2) 谷川俊太郎詩選集 (2)
谷川 俊太郎 (2005/07/20)
集英社
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真夜中に君と心中

こないだ、3年ぶりぐらいにせんべいを食べた。
しかも皆さん、驚く無かれ。
なんと黄金のコンビといわれる日本茶と一緒に。

せんべい+日本茶=日本人の至高の喜び

日本人ってすごいなあとつくづく思いました。
ありがとう日本。


ゼミのテクスト吉田修一『パークライフ』を読む。

パーク・ライフ (文春文庫) パーク・ライフ (文春文庫)
吉田 修一 (2004/10)
文藝春秋

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すごくつまんなかったのでゼミに行く気があんまりしなくなった。それぐらいつまんなかった。

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「邪悪なるもの」の構成を問い直し、疑ってみる勇気

「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫) 「A」―マスコミが報道しなかったオウムの素顔 (角川文庫)
森 達也 (2002/01)
角川書店

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アンダーグラウンド (講談社文庫) アンダーグラウンド (講談社文庫)
村上 春樹 (1999/02)
講談社

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約束された場所で―underground 2 (文春文庫) 約束された場所で―underground 2 (文春文庫)
村上 春樹 (2001/07)
文芸春秋

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A A
ドキュメンタリー映画 (2003/07/25)
マクザム

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A2 A2
ドキュメンタリー映画 (2003/07/25)
マクザム

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オウムという事件それは90年代の閉塞感漂う状況における象徴的な現象であっただろう。
東西冷戦は終結し、リオタールは大きな物語の終焉を指摘した。
人々が自分たち固有の物語をつむぎ出そうともがいているときオウムという稚拙なカルト集団は非常に簡単だけれど魔力に満ちた物語を提出し、世の中の矛盾などに悩むナイーヴな若い世代をとりこんでいった。
そのような現実をマスコミは考慮検証もせずに、オウムという悪者をつかってヒステリックなワイドショー的報道を始め、真実から目を背けたお祭り騒ぎに享楽したのだった。
一体真実とはどこにあるのだと考え、困難な仕事をあえて選んだ森達也の仕事はもっと評価されるべきだ。
この「A」という作品によってマスコミが抱える膿みたいなものを逆照射することに成功しているし、国家、権力がときに凄まじく不当な形で権力や暴力を発動させるさまをわれわれは眼に焼きつけ、真実を見通す勇気をもたなければならないだろう。
もちろん、オウムが極悪非道なテロを引き起こし、たくさんの人を殺した真実からも目を背けず、しかしクールに突き放してさまざまな視点から複眼的にこの事象を分析する姿勢が必要だ

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SEPPUKU

呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫) 呪われた部分 有用性の限界 (ちくま学芸文庫)
ジョルジュ バタイユ (2003/04)
筑摩書房

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感想は確かにすごく面白かったが、なんともいえない不思議な感じがした。
というのも僕はなぜバタイユ的文章を面白いと思ったのか、そのゾクゾクする感情はどこから来るのかということが気になったのである。

J・P・サルトルをして「バタイユは神秘主義への倒錯した傾倒だ」と揶揄されるような

その神秘的でなぞめいた異界の妖しい魔力がバタイユの面白いところだと思った。

しかしながら、なぜそのような呪術的なものに人間は惹かれるのだろうかと僕は逆に思った。

現代は絶対的な存在であった神を失い、呪術的な魔力を徹底的に脱色し、合理化した世界だとマックス・ヴェーバーは言っていたが

ますます科学が発展した現代でもその近代で脱色されたはずの呪術的な魔力的な世界は
スピリチュアルとか新興宗教やポップ心理学によって魔力的、超越的力に対する憧憬がありとあらゆるところでふつふつと蠢いている。

合理化、科学主義を徹底し非科学的非合理的ものを排除したはずの現代世界において

人間の根本的に持っている「異界」にあこがれる心情というものはどこからくるのか。

そして僕自身「異界」に満ちたバタイユの怪しい魔力にゾクゾクきてしまう心理とは一体なんだろうと考えてしまった。

もしかしたらそれが、バタイユの言う
「聖なるもの」・「俗なるもの」へのエロティシズムなのかもしれない。

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ぼくは一瞬哲学者になろうかなんて考えたけどすぐやめようと思った

マンガ。

まずは
鉄子の旅 (5) 鉄子の旅 (5)
菊池 直恵、横見 浩彦 他 (2006/03/30)
小学館

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なぜ僕がこのマンガを読もうとしたかといえば、
別に俺が前から鉄道オタクだったとかわけじゃなくて今年の夏にどこか日本を南の方に鈍行で放浪しようという考えがうかんだものの、
実際いくとなるとお金とか現実的な問題もあったのだれけど、何より電車にどう乗れば効率的かつ快適に旅をすすめられるかという問題にいきわたったためだ。
つまり少し鉄道の知識を入れんと快適かつスムーズにお金をかけずに旅ができるかということを考えるにあたりやっぱ鉄道の知識は必要やなと。
そう思って半ば勉強のためにと買ったのですが面白かったし、これを読めばかなり詳しくなれます。
鉄道は人生における必修科目ですね。面白いです。


それからこれ
三丁目の夕日傑作集 その5 (5) (ビッグコミックススペシャル) 三丁目の夕日傑作集 その5 (5) (ビッグコミックススペシャル)
西岸 良平 (2007/05)
小学館

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僕は皮肉れているので、映画版など絶対見たくないです。
てかマンガ読んじゃうとその独特な世界に愛着すら覚えます。
僕は茶川さんと六さんがすごく好きです。


あとはこれ
さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス) さよなら絶望先生 第10集 (10) (少年マガジンコミックス)
久米田 康治 (2007/09/14)
講談社

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今相当人気なんですかね。知らないけど
絶望具合と、微妙なシュールさが好きですね
僕は みたま まよ が好きです。登場回数は少ないですが、いつもこっそりいたずらするところがお茶目で。

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多文化主義の例として1

神の法VS.人の法―スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層 神の法VS.人の法―スカーフ論争からみる西欧とイスラームの断層
(2007/07)
日本評論社

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二週間まえほどに読了したのだが、この本もすばらしい本だ。

特に「政教分離」について腰を据えて考えたい人には必読といっても良いかもしれない。

フランスでのイスラム教徒のスカーフの問題が
単純な形でしか、人口に膾炙しなかったことに対して、
本当の問題はもっとよじれ、ねじれ、絡み合っている
実に複雑な問題であるということがこの本を読めばわかるだろう。

まさに、

神の法(イスラム法≒コーラン)

      対  

人の法(近代西洋法)


の相克である。


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げんしょうがくてきかんげん

現象学について最近勉強している。

とても面白い。

これが現象学だ (講談社現代新書) これが現象学だ (講談社現代新書)
谷 徹 (2002/11)
講談社

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意識の自然―現象学の可能性を拓く 意識の自然―現象学の可能性を拓く
谷 徹 (1998/10)
勁草書房

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上の新書の議論にはかろうじてついていけたが、2つ目の辞書みたいな専門書は一体なにが書いているやらという感じ

一応、メルロ=ポンティが書いた『知覚の現象学』の英訳(原書は仏語)
Phenomenology of Perception (Routledge Classics) Phenomenology of Perception (Routledge Classics)
Maurice Merleau-Ponty (2002/05/03)
Routledge

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をこりこり訳しながら3人のゼミ形式で輪読しているが、すごく濃い授業だ。

空気が重いくらいだし、先生の頭の回転の速いことといったら。。。

それでもがんばってこりこり精読して訳していけば、なにか「すごいもん」が見えてこないかと期待してがんばるのみである。

訳した英文からしてわけわからないけどさ(笑)

ところで最近話題の
表現のための実践ロイヤル英文法 表現のための実践ロイヤル英文法
綿貫 陽、マーク ピーターセン 他 (2006/05)
旺文社

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を購入したが、
これがすこぶる良い。近年まれに見る英文法書の良書だろう。
英語を勉強している、あるいは勉強したいと考えているひとは買って損はないと思います。

僕も最近は英語を勉強するとき常に座右にあります。

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「狂人」

君は僕に言った

柔軟性がないって

けれども僕は柔軟性などないから

とうとう気が狂っちまった

世界なんて嫌いだから

僕は自分をとった

ああ、気がふれちまった

虎になっちまった

柔軟性ねえぜ

気が狂っちまったけど

柔軟性なんか俺にはない

世界なんて嫌いだから


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「あなた」

心の海に降りる

ずっとずっと沈んでく

すると底は真っ暗で

きれいなぼたん雪がたくさん降っている

僕は小さくて煙突のある

赤い三角屋根のおうちを見つけた

そこはあなたの家だった

なぜだか僕にはわかってた

あなたは扉をあけて

僕に泣きながら「ごめんね」とつぶやいた

あなたのダッフルコートに雪がいっぱいついたから

やさしくはらってあげながら

僕も泣きながら「ごめんね」といった

ばたん雪がしんしんとあたりを白くおおってく

少しずつ…

少しずつ…



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デカダンスざんす

蝮のすえ・「愛」のかたち (講談社文芸文庫) 蝮のすえ・「愛」のかたち (講談社文芸文庫)
武田 泰淳 (1992/12)
講談社

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に所収の『「愛」のかたち』を読む。

この人は「愛」など信じていない作家なので女を描くときはひたすら女に対する肉慾を描写していくが、その退廃ぶりがすごく良い。

町子という女と町子と肉体関係を結んだ3人の男との話だが、ひたすら濃い。

武田はこのような重いテーマを好き好んで扱う稀有な作家でありその文章も重厚な表現で唸らせられる。

まず武田泰淳を読んだことのない人は
ひかりごけ ひかりごけ
武田 泰淳 (1992/04)
新潮社

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で武田文学の目の覚めるようなすさまじき衝撃を受けてみましょう。

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愛と幻想のナチズム

魅惑する帝国―政治の美学化とナチズム 魅惑する帝国―政治の美学化とナチズム
田野 大輔 (2007/06)
名古屋大学出版会

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を読む。

はっきりいってかなりの名著。
値段が高すぎるので買うことは無理だが、図書館とかにあればぜひ手をとってほしい。

俺も大学図書館にあったから読めた。

ヒトラーはプロパガンダを駆使し大衆をだましたという見方が大雑把にされる場合が多い。
しかし、この本では国家ロマン主義ともいえるナチズムの「本当」の熱狂の姿をあぶりだしている。

まず、ナチスが国家を運営するにあたって打ち出したイメージ戦略として流麗な古典ギリシア時代の「美」への回帰と
徹底的な芸術性を駆使し、いかに国民をお祭り騒ぎへかき立てていったが詳細に分析される。

ある意味ヒトラーが古代ギリシャの美にあこがれている姿は三島由紀夫を思い出させた。
印象的なのはナチスの党大会の式典のときにヒトラー・ユーゲントと呼ばれる青年軍隊がその鍛え抜かれた肉体をさらけ出し、上半身裸体ですごい人数が整列させられ、
これでもかというギリシャの彫刻のような肉体美を効果的にさらしている写真だ。(三島大好きそうですよね)

いずれにしろ、政治にロマンや美を求めることに固執し続けたヒトラーたち(ゲッベルス・ヒムラーも)
がうまくやったのは国民の洗脳ではなく、
国民の熱狂への欲望をかき立てることであり、華麗で美しい第三帝国への見事な演出であったことをわれわれは心にとどめておくべきではなかろうか?

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さよならジュピター

ロールズという人の思想を勉強す。

『A Theory of justice』(ひとつの正義の理論)
という本を書いた人である(邦訳は『正義論』)

A Theory Of Justice: Original Edition A Theory Of Justice: Original Edition
John Rawls (2005/03)
Belknap Pr

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このひとがすごいのは人にとって「価値」というものは人それぞれで主観的に決められるものだから決められないじゃん。という価値相対主義を1971年に『A Theory of justice』を刊行し、乗り越えたことだ。

みんなが納得する正義なんてそんなのないよねと思われていた時代に愚直に正義について考え、人々を驚愕させることも驚きだが、その思想にみんなが多大な影響を受けるくらいに人々を納得させるものだったことについて驚かされる。

別にその思想について述べたりはしないが、やはり哲学の醍醐味のひとつは誰も考え付かないような思考実験をして人々を納得させることにあると感じた。

優秀な哲学者になるならあふれんばかりの新鮮な想像力がなければならないと思う。

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