優柔不断な読書日記

つれづれなるままに本を読むあおやぎたけしの読書日記です。

ねこダンス

ホムンクルス最新刊がコンビ二にあったので買いました。

ホムンクルス 8 (8) ホムンクルス 8 (8)
山本 英夫 (2007/06/29)
小学館

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なんだか展開に乏しいというか、尻切れトンボで終わってしまったのでちょっと不満でした。本当にありがとうございました。

あとスタバで阿部和重の『皆殺し』(『無常の世界』所収)を読む。
無情の世界 無情の世界
阿部 和重 (2003/02)
新潮社
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このひとのイカレてる文章好き。「狂気」を描くのが非常にうまい作家だ。

ニッポニアニッポン ニッポニアニッポン
阿部 和重 (2004/07)
新潮社

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もおススメ。村上龍の『共生虫』に似た世界観。

共生虫 共生虫
村上 龍 (2003/03)
講談社

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要するに、アブナイオタクが何かとんでもない犯罪をやらかそうする物語。サカキバラみたいに。



それから阿部の『ニッポニア・ニッポン』のトキは何を象徴してるのかをあらかじめ意識して読むと面白いんじゃないかと思います。

てか、こういうのもありじゃないすか?
という例としてあげれば、 

≪天皇≫

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若手作家

今日は生協に文庫本の新刊が置いてあったので物色してみたら買ってしまった。

てかオレ本買いすぎだと思う(笑)

ショート・トリップ ショート・トリップ
森 絵都 (2000/06)
理論社

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これは文庫版で買いました。

ショート・ショートのお話。

森絵都を購入したのは、星新一のショートにちょっと飽きたので。

ちょっと読んだ限り森絵都も引き出しの多い作家だなあと感心した。

スクールアタック・シンドローム スクールアタック・シンドローム
舞城 王太郎 (2007/06)
新潮社

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舞城王太郎は帰りにスタバに寄り読破したのだが、この作家は是非ともおススメしたい作家だ。

文体は「阿修羅ガール」
阿修羅ガール 阿修羅ガール
舞城 王太郎 (2005/04)
新潮社

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を読む限り高橋源一郎っぽいノリをしておるなと個人的には感じた。

あと、主人公や周りの人々が必ずぶっ飛んでる(笑)

ハイテンションでポップなスピード感溢れる型破りな文体だ。

しかし、良い意味でも悪い意味でも古川日出男みたいに

全ての文体に独特の「クセ」があるわけでもない。

また、高橋源一郎のように実験的文体も垣間見える。

すごい型破りです。自由です。

それからライトノベルの味付けも隠し味程度に見られる。

だからといって、純文学のような深みや厚みは決して失ってはいないところが非常にすぐれている。

これらのことを勘案すると非常に最先端をいっている本格派の若手作家だといえる。

なにより面白いしね。

「九十九十九」(つくもじゅうく)はまだ買っていないが、非常にたのしみだ。
たぶんここで紹介するときは大絶賛か酷評だろう。
九十九十九 九十九十九
舞城 王太郎 (2007/01/12)
講談社

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近代的理性とは?

人間は「理性」というものを他者や教育から植えつけられながら「近代人」として生きている。

では、「理性」とはなにか?「理性」がなくなるとどうなるのか?

そのことを痛切に風刺したのが、星新一の「戦う人」という作品だ。

物語はある日、宇宙人が地球にやってきて人間の歴史や宗教、理性、地球人という意識を吸い取ってしまう。
そして宇宙人に都合の良い歴史、宗教、理性、意識を植えつけ征服しようという魂胆だ。
しかし、たまたま主人公は宇宙人の噴霧した歴史や理性を奪うガスを吸うことがなかったので、理性をうしなって腑抜けになった人々を目撃する。

宇宙人がとうとう侵略に手をかけようとすると主人公の意に反して、理性を失った人間たちは宇宙人を惨殺し始める。

『老人は目を背けた。今までに多くの殺し合いをやったが、これほどにはやらなかった。なぜこうなったのだ。しばらく考え、やがて知った。平和だの、しあわせだのといっているが、人間の心のそこにあるのはこれなのだ。これが本能なのだ。自分たちと異質なものと接触すると、直感でそれを知り、理屈以前の段階で反発する。排斥し、抹殺しなければならないのだ。憎悪をあらわし、たたきのめし、消し去らねばならないのだ。』この文章は非常に示唆にとんだ面白い文章だと思う。

また、
『人類の祖先たちが闘いを重ね、高次に押し上げてきた、この文明の歴史。文明とは血をもってあがなわれたものであり、戦いこそ文明なのだ。その輝かしい文明がいま失われようとしている。しかしそれもいいだろう。ぬるま湯の中で薄汚れて弱まって消えるより、時の幕にさえぎられ雄々しさのまま消えるほうが、遥かに救いがある。いまの世の中連中には、文明を手にする資格などないのだ。』
と言わしめる。

つまり文明とは戦いを必然的に内包しているものなのだ。

人間の戦いたい、戦争をしたい欲求って本質的にあるんじゃないかと思う。

一度自分の自我を疑ってみるといいかも知れない。概念は他人から受け取るものだ。自分で構成することはできるが、まったく他者の概念を受け入れない言語体系を新たにつくり、自我を構成し、コミュニケーションの道具にすることなどもはや現代人はできないに等しい。

そしたらじぶんていったいなんだろう自分の名前の人を演じているだけじゃないのか?そりゃ記憶は自分にしかわからないが、自分ってなんだ?

そもそも名前も人に付けられたものだ。

そもそも「自分」ってなんだ?誰なんだ?

なんで知らないうちに「自分」の演技がうまくなった?

自分に付着した歴史、教育、ルール、理性、思想、記号すべてをはがしてはがしてはがしてゆくといったいなにが残る?


誰だオマエは? なんで、いつまでたってもアオヤギタケシやってんだよ?





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芥川龍之介の一瞬のきらめき

蜘蛛の糸・杜子春 蜘蛛の糸・杜子春
芥川 龍之介 (1968/11)
新潮社

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芥川を暇つぶしに読んでいたら、今まで気にならなかったけど、すごい良い短編があった。

「秋」という短編なのだが、非常に美しい情景が読んでいて心に現れてきた。

さすがだと感心しました。

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ジェネレーションギャップ

今日は御茶ノ水の本やさんで物色

まず、星新一「午後の恐竜」を購入。

午後の恐竜 午後の恐竜
星 新一 (1977/05)
新潮社

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帰りの電車で読了しましたが「午後の恐竜」はおススメです。中身が詰まってる感じで。

星さんの想像力には唸らせられます。特に「契約時代」、「午後の恐竜」「戦う人」が面白かったです。

内容もシリアスなのでちょっと大人向けって感じです。

それから若年労働問題に関心があったので

フリーターズフリー vol.1 (1) フリーターズフリー vol.1 (1)
(2007/06)
フリーターズフリー

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若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか 若者の労働と生活世界―彼らはどんな現実を生きているか
本田 由紀 (2007/05)
大月書店

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を購入。ちなみに本田先生は僕の心の師匠だ。
カッコイイし、運よく東大から明学にきてくれたので直接習えた。

さて、話をもとに戻そう。

若年労働者の問題であるが、この問題は一言で言えばジェネレーションの誤解がはなはだしい。

僕の立場としては、やはり本田先生を師といっている以上、現代のフリーター、ニートの増加は本人の心持の問題なんて馬鹿げたこといわずに、社会構造の問題として捉えることが重要であるし、そもそもそこから出発することをちゃんと確認しなければならない。

僕も実感的にいまの就業構造には疑問を感じる。

3人に一人が非正社員なんてばかげてる。

おんなじ人間なのに非正社員だと責任のある仕事をまかせられないからスキルなどつくはずがないし、隠蔽された階級差別ですよね。

フリーターズフリーには現代の就業構造に生きづらさを感じている人々の悲痛な叫びが収められている。

それを読むと本当にこの若年労働者問題が根深くどうしょうもない状態に追い詰められていることがわかる。

僕ら若者はじわじわと食い物にされていくのだ。
知らないうちに。

僕らはそのことを決定的に自覚し、声をあげることが大事だと僕は思う。

ます第一にヒトゴトと思わずにこのような問題を考えることが重要だろう。

景気が回復し、フリーターの数が減少し始めているといわれているが、そんなのウソでトリックだ。

本当の理由は簡単である。

単純に人口が少子化で減っているからフリーターてか若者の数が減るだけの話なのだ。

そんなウソの言説がまかり通っている時代だから僕らはもっと知らなければならない、疑わなくてはならない。

知らないことは本当に怖いことなのだ。

次に、この若年労働者問題は政府や財界などの、権力を握っている連中が若者たちに対して無意味なバッシングをしている傾向があるということだ。

無理解なひとは「ニート」=やる気のない人と捕らえてしまい、最初に指摘したように就業構造について理解が及んでない人が多い。

このことは「ニート」という言葉があまりにも安易に使われたことによるところが多い。

(詳しくは 本田由紀ほか「ニートって言うな」参照)

「ニート」って言うな! 「ニート」って言うな!
本田 由紀、内藤 朝雄 他 (2006/01/17)
光文社

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細かい説明は書かないが、要するに「ニート」という言葉が本来とは違う誤った概念として理解され、単なる差別的言葉、つまり悪口となってしまったことがこの問題をこじらせている。

悪口で終わらせることは簡単だ。しかし、自分を正当化し、他人を貶めたことで自体は改善に向かうわけではない。

むしろ互いの不信感を増幅するだけだ。

そんな世代が和解することなく分断された(いや、世代間だけでなく勝ち組と負け組といってもよいかもしれない)今の若年労働者問題を見ていると

自分でもそんな現状に「抵抗」できはしないかと考えるのである。

社会は絶対的なものではない、相対的なものだ。想像力さえあれば徐々にだが変えることが可能だ。

僕たちはそのためにも、建設的ではない議論に陥らず、冷静に物事を分析しなければならない。




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「海街diary 1 蝉時雨のやむ頃」 吉田秋生

海街diary 1 蝉時雨のやむ頃 海街diary 1 蝉時雨のやむ頃
吉田 秋生 (2007/04/26)
小学館

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人は何かしら自分にしかわからないものを抱えて生きている。

重さはその人にしかわからないし、どんなものかなんてもんは本人にしかわからない。

どんな想いや苦しみがあるのかなんてことは。

そんなことをこの漫画を読んで思った。

この作家の作品は「夢見ることを過ぎても」、「河よりも長くゆるやかに」を読んでいた。

とても人間の内面の心のひだを描くことに長けている作家だ。

そんな吉田秋生の最新作が「海街diary 1  蝉時雨のやむ頃」なのだが、絵の描き方は先の2作品と比べればだいぶ今風になっている。

主に鎌倉を舞台に描かれているので鎌倉が好きなひとにはおススメ。

たぶん吉田は鎌倉が好きだと思う。「ラヴァーズ・キス」も鎌倉が舞台だ。

人間はひとりひとり違う世界を生きている。

僕はどんなことがあっても真摯に生きる人が好きだ。

そして不器用なひとも好きだ。

ほかの言葉を探せば、真剣に自分と向き合っている人が好きだと言えるかもしれない。

人間はもちろん、汚いところがあり、罪を犯し、裏切りや不義理をするイキモノだ。

僕はそのような部分と向き合いながら闘い、抗い、のたうちまわる人間の姿がとてつもなく好きである。

だから、きれいなことばかり求めて汚い、汚れた部分を見ようとしないひとやクサイものにフタをしたがる都合のよいひとはあまり好きではない。

もっといえば、汚れたゴミかもしれん人間をいつくしみ、愛し、やさしく包み込むことのできる人間が成熟した愛情を持っている人間だと思う。

すなわち、人間の抱えている重い荷物を共に引き受けることのできるような度量の深いひとになりたいなあと僕は思ったのでした。

今書いた文章が少しでもいいな、わかるなあと思ったひとがいれば、「海街diary 1  蝉時雨のやむ頃」はぜひ読んでほしいすばらしいマンガです。


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この歌詞すごい好き

自分の好きな歌詞を紹介します。
第一弾はsyrup16gの「ハピネス」っす。

「ハピネス」 作詞・作曲 五十嵐隆

青春は先週で終わった
発想は尽きない
どうしようもない方向で
いっちまっても
照れ笑いで再開

完全は完璧じゃないや
想像が織り成す
5百万画素の
別天地なんかを
再現してみたいな

センシティブな
エモーション系マイマインド
情感の鬼だ
電車の窓をこする
夕陽なんかも
最重要文化財

I'mハピネス
どうなっても
悲しみは消える

だけどたまに思うんだよ
これは永遠じゃないんだって
誰かの手にまた
この命返すんだ

ねえ そんな普通を
みんな耐えてるんだ
ねえ そんな苦痛を
みんな耐えてるんだ

頭はハピネス
いつもハピネス 多分ね
一生 俺はハピネス
不幸もハピネスだろう

だからいつも祈るんだよ
不浄な罪 犯ちの
すべてを償って
またここに帰るんだ

ねえ そんな普通を
みんな耐えてるんだ
ねえ そんな苦痛を
みんな耐えてるんだ

そうか そうか
そうだったんだ
そんな そんな
そんな もんだ

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誰かの手にまたこの命返すんだ。

ひさしぶりに大学の友人たちと遊んだ。

でもそこには共通の時間や空気など存在しなかった。

みな社会人になり、それぞれの場所に歩を進め、それぞれの世界で生きている。

まだ「学生」の僕は取り残された気分だった。
駅からだんだんと離れてゆく汽車のように景色は遠ざかり、いつの間にか駅は遠くになってしまう。

手を振ったとしても景色が遠くなりすぎて相手に自分の気持ちが届くかどうか不安になる。

もちろん最後には駅は見えなくなってしまうのだけれど。

そんな感傷に浸りながらブックオフとアマゾンで買ったこれから読むのを楽しみにしている本を紹介します。

七色いんこ (1) 七色いんこ (1)
手塚 治虫 (1997/03)
秋田書店

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「七色いんこ」は前から欲しかったのと、ちょうど運よくブックオフにあったので1巻〜5巻まで大人買い(笑)知名度は低いけれど、手塚後期のマスターピースです、このマンガは。さすがとしか言いようがないです。

満水子〈上〉 満水子〈上〉
高樹 のぶ子 (2004/11)
講談社

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サイバラ式 サイバラ式
西原 理恵子 (2000/10)
角川書店

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パン屋再襲撃 パン屋再襲撃
村上 春樹 (1989/04)
文藝春秋

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猫と庄造と二人のおんな 猫と庄造と二人のおんな
谷崎 潤一郎 (1951/08)
新潮社
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ついでにツタヤでピクシーズのライブDVD借りた。

ライヴ・アット・ザ・パラダイス ライヴ・アット・ザ・パラダイス
ピクシーズ (2007/02/21)
コロムビアミュージックエンタテインメント

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ピクシーズってもっとカッコイイお兄ちゃんたちかとおもったら、普通のおっさんとおばちゃんだったのがちとびっくり。

でも、ドラムスのひとはすごくカッコよかった。

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価値と事実

「価値」と「事実」って言葉があるけどこの二つの概念を混同するひとが多いんじゃないかと思います。

「事実」はまさに実在というか、人間の主観的判断のフィルターを通さない状態(色メガネをかけない状態)をいうわけです。

「価値」ということは実在に対して人間が主観的に意味付ける(色メガネをかける)ことを少なくともいうわけですよね?


ここで僕が言いたいのは価値は絶対ではないということです。

主観的に意味づけられることだから、その人々の色メガネの違いでいくらでもかわりうるってことです。

コメントで森さんのいっている価値基準にとらわれることが人間の首を絞めるという指摘は、
「価値観という色メガネをはずす勇気を持て」ということなのかなと思いました。

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意味の転覆(クーデター)

自虐の詩 (上) 自虐の詩 (上)
業田 良家 (1996/06)
竹書房

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自虐の詩 (下) 自虐の詩 (下)
業田 良家 (1996/06)
竹書房

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自虐の詩で書き残したことがあるので書きます。

さっきの記事では最後までよんでなかったので


この作品は最後に見事な仕掛けというかヤマがあるマンガでした。

たぶんこの仕掛けがあるかないかでずいぶん評価が変わってしまうほどのものじゃないかと僕は思います。

その仕掛けはなにかというと最後に幸江が幼いとき生き別れた母親に手紙を出すわけです。

そのなかで幸江は「幸せ」について語ります。

『この人生を二度と幸せや不幸で はかりません。 
なんということでしょう人生には意味があるだけです。
ただ人の厳粛な意味をかみしめていけばいい。 勇気がわいてきます。』

この文章はすごいと思います。
なぜなら私たちは普段から人生や生き方を幸せか不幸せではかってしまいがちですよね。

しかし、この文章は「幸せ/不幸せ」の二項対立を見事に転覆させています。
すなわち、幸せとは不幸せなひとがいないと成立しえないのです。

べつにそれは事実だからいい悪いを問うているわけじゃありませんが、事実として客観的に見れば、働きもしないでギャンブルばっかやっている夫に尽くす幸江は明らかに不幸せです。

ですが、「幸せ/不幸せ」で人生をはかりませんと幸江は考え「意味」に人生を求めています。

つまり主観的に自分が自分で納得できる人生、あるいは物語をつむげるかに幸江はかけています。

このことは、「幸せ/不幸せ」で人生を判断するよりも僕個人としては「強い」のではないかと思います。

しかし、このことは個々人の価値判断にかかわることなのでどっちが良いとは言えませんよね。
もちろん幸江の考え方はちょっと違うという人がいてもいいと僕は思います。

ただ幸せという言葉は、不幸とセットになっているのは事実なんじゃないかと僕としては思います。

その二項対立を暴き、打ち崩す(転覆させるあるいは意味のクーデターといっても良いかもしれない)幸江の言葉には、
これまで味わったことのない感覚というか「強さ」を教わったような気がしたのでした。


このマンガはそれゆえにタダモノではないすばらしい非常に優れた作品だと思います。

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セピア色のネーテルラント

いけちゃんとぼく いけちゃんとぼく
西原 理恵子 (2006/09/01)
角川書店

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『いけちゃんとぼく』はやはりというか、してやられたというか
案の定、読後号泣。
サイバラさんあんたすげえよ。

サイバラ中毒はさらに加速しそうです。

西原理恵子の作品は語れば安っぽいものになってしまうかもしれない。
なぜならその下手な絵とむちゃくちゃな状況の中で詩のようにつむがれる言葉や絵、コマを「感じる」ことがすべてを語っているきがするのだ。

ややこしく四の五の言うよりも読んで感じるのが一番だと思う。

ひとついえることは僕は彼女の感性がどうしようもなく好きだ。



自虐の詩 (上) 自虐の詩 (上)
業田 良家 (1996/06)
竹書房

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自虐の詩 (下) 自虐の詩 (下)
業田 良家 (1996/06)
竹書房

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次、昨日買った漫画『自虐の詩』

この作品は友達からすすめられたので買ってみた

幸薄い女が仕事もしないでギャンブルにおぼれる男に尽くす
という物語。
要するにヒモみたいな生活をしている男女の日常を描く4コマ漫画

最初はなんて理不尽な漫画なんだと思ったが、上巻の3/4くらいまで読み進めるころには非常に愛着がわいてきて、主人公の幸江とイサオがいとおしく思えてきた。

イサオにどんなことをされても必死に尽くす幸江の愛はすさまじい。

どんなに不幸でも幸江はイサオがいれば「幸せ」なのだ。

こんな天使のような女性いたらいいねえ。
どうせいないと思うけど(笑)

とにかくほのぼの(?)としていて大変面白い漫画であった。

coup d’Etat coup d’Etat
syrup16g (2002/06/19)
コロムビアミュージックエンタテインメント

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最後にCD。

最近一ヶ月マジにこれしか聞いてねえ(笑)

シロップは中毒になるわ。

全曲大好きです。

でも、

「バリで死す」

「ソドシラソ」

が特に好きかなあと思います。


「生きてるなんて感じねえぜ しねえ」

「はなからなんもする気ねえ いまさらなんもする気ねえ」

「愛してるなんて言ってねえぜ しねえ」

なんて詩を書けるなんて天才ですね。

多大に影響を受けているしこれからもうけつづけると思います。


シロップ16gはそれだけのバンドです。

一回も聞いたことないって人はだまされたと思って聞いてみてください。

それから先は自由ですが。

シロップついてはまた今度書くと思います。

後シロップが好きな人はきっと「浅野いにお」という漫画家も好きになるのではと思うのでご紹介します。

ひかりのまち ひかりのまち
浅野 いにお (2005/06/17)
小学館

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素晴らしい世界 (1) / 浅野 いにお
素晴らしい世界 (2) / 浅野 いにお

ソラニン 1 (1) ソラニン 1 (1)
浅野 いにお (2005/12/05)
小学館

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ソラニン 2 (2) ソラニン 2 (2)
浅野 いにお (2006/05/02)
小学館

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虹ヶ原 ホログラフ 虹ヶ原 ホログラフ
浅野 いにお (2006/07/26)
太田出版

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JAZZりたい気分

今日は友人とアヴァンギャルド・ジャズミュージシャンのアヴァンギャルドな講演てか演奏会を鑑賞する。

もうね、最初からピアノの鍵盤じゃなくて内部をいじくり倒して音を出してましたよ。
さすがアヴァンギャルティック。
聴いたこともないような演奏でした。

しかも、中盤楽器は何も使わず自分の声のみでジャズってました。シャウトシャウトシャウトって感じで。もうジャズってるとしか言いようがないのだけれど(笑)

音楽ってすさまじいなと改めて音楽のジャズの深さに感動しました。

今日は本屋で
闇金ウシジマくん 1 (1) 闇金ウシジマくん 1 (1)
真鍋 昌平 (2004/07/30)
小学館

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を購入。闇金融のマンガ。面白いけどマジで怖いですねこのマンガ人の邪悪な部分を煮しめたようなマンガです。面白いけど怖い。ほんとに。

生物学に興味があるんで最近出た生物と無生物のあいだ / 福岡 伸一も購入。
正直駄作です。
だまされた。新書でこんなうすっぺらい内容かよと腹たった。ブックオフ送りにしようかと思う。

最後に
いけちゃんとぼく いけちゃんとぼく
西原 理恵子 (2006/09/01)
角川書店

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を購入。

もうすでに西原理恵子中毒です(笑)

これから読むのが楽しみです。

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幽体離脱

今日日本文学ゼミで発表だったので無駄に張り切ってやったのだが、発表してる間に自分のレジュメが不完全だったことに軽くへこむ。
ちょっと難しいことをのたまってしまったのでちゃんと伝えることができたかしら、心配だ。
宮本輝の『トマトの話』五千回の生死 / 宮本 輝
所収
だったのだが、宮本輝はぼくはもろ手を挙げて好きな作家ではないす。
でも、トマトの話や眉墨などの短編は面白いのがちらちらあります。普通に『五千回の生死』もお勧めできる作品だと思います。

帰りに友人とメシくってカラオケへ途中コンビ二で貞元版エヴァ新世紀エヴァンゲリオン (11) / 貞本 義行、GAINAX 他を買いましたこれから読むの楽しみや

最近日本文学ゼミのレポートの課題文献に悩んでいる。
最初は桜島・日の果て・幻化 / 梅崎 春生
の中の『幻化』にしようかなあとも考えたけどそれはねえな、たぶん気が変わるな。
とにかくいい作品を見つけるためには読書あるのみすよね。がんばらないと。
ついでに
梅崎春生はボクはとても好きな作家ですが中でもボロ家の春秋 / 梅崎 春生の中に入っている『蜆』がおススメです。

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